- ハードな看護師から違う仕事をしたいけど、在宅でできるwebライターはできるのかな
- 看護師経験が浅くても看護師ライターになれるかしら
と悩んでいるそこのアナタ。
看護師ライターは新人さんなど資格があれば誰でもなれるわけでなく
ある程度看護師としての経験年数と、幅広い科の知識が必要なのです。
この記事では看護師ライターになるのに必要な経験年数や科目とその理由、経験がどのように記事作成に生きるのかをお伝えします。
自分の経験だけで看護師ライターになれるのかな?と思っている方は疑問を解消してすぐに行動できるようになりますよ。
看護師ライター歴7年。継続クライアントさんあり、webライターとして医療・看護系記事を年間100記事以上執筆している。
医療広告記事・健康コラム・電子書籍校正・SNS記事作成の経験もあり。Amazon著書3冊、ランキング1位獲得ずみ。
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看護師ライターには経験が必要な理由
看護経験に基づく知見こそがコンテンツになるから
新人看護師でもwebライターになれるかな?
経験上、看護師ライターになるのに臨床経験が1年しかないのでは厳しいと感じます。
新人看護師ですとwebライターとして採用されること自体も難しいのですが、webライティングを続けるのも経験が浅い状態ではライター自身が辛くなってきます。
看護師国家試験に合格して資格を取ったあとに持っているものは知識だけ。さらに臨床経験1年では、先輩について見守ってもらっている立場、「自分の判断で看護できている」とは言えませんよね。
自分の新人時代を振り返っても、1年目は学生に毛の生えた程度だったと思います。
知識は経験して初めて活きるもので、webの世界で看護師ライターに求められるのは経験に基づくライティングといえるのです。
必要な臨床経験と科目
看護師ライターになるために必要な臨床経験は理想でいうと3年。中身の濃い病棟(大学病院のICUや地域基幹病院の救命センターなど)でしたら、2年でもよいかもしれません。
もちろん、働いている間にどれだけのことを経験し、吸収できるかは個人差があります。
3年働いて1度も急変対応をしない人もいますからね。
科目は外科や内科、救急科など人間の体全体を看る科が看護師ライターになるには理想的。臨床経験が長く、経験している科が多いほど知識も多く看護師ライターとして書ける記事の幅が広いからです。
たとえばあなたがディレクターで、看護師ライターとして応募してきた方の採用を選考する立場だとして。
- 精神科専門病院に10年勤務したナース
- 大学病院の外科・総合病院の整形外科・外来を各2年経験したナース
どちらと契約したいと思いますか。
同じくらいの実力だったら、大學病院など幅広い科を経験したナースですね。
1か所で看護を極めることも素晴らしいこと。
ですが、
看護師でwebライターとして仕事をするのであれば、単科のみのナース経験よりも知識や経験が幅広い方が採用率はアップするのです。
↓看護師からウェブライターになる方法については以下の記事で紹介しています。
新人看護師でライターになりたいなら看護以外を書く
看護師経験がほとんど無くても「webライター」にはなれます。
看護師の経験年数が短い場合は看護・医療系にこだわらずに、Webライターの募集案件に応募すればいいのです。
世の中には、
がいます。自分で応募できそうで得意な分野があれば、どんどん応募していきましょう。
- 主婦からWebライターになる人
- 大学生からライターになる人
- 会社員からライターになる人
がいます。自分で応募できそうで得意な分野があれば、どんどん応募していきましょう。
思いがけず医療以外の分野で実力を伸ばしていくかもしれません
もちろん、新人ナースが医療案件に応募するのも一つの手でしょう。ですが、
知識や経験不足のため記事作成前のリサーチに時間がかかり、苦しくなるようにも思います。(これは私の経験上の話です。まったく経験のない科の記事を書くのはリサーチに3倍以上の時間がかかてしまうのですよね)
知識や経験不足のため記事作成前のリサーチに時間がかかり、苦しくなるようにも思います。
これは私の経験上の話です。まったく経験のない科の記事を書くのはリサーチに3倍以上の時間がかかってしまうのですよね。
ライティングコミュニティやTwitterのフォロワーさんなどに看護師ライターの仲間がいるのですが臨床経験が浅くて看護師ライターをしている方を見たことがないのです。
看護師経験が単科しかない方・経験浅めのかたは看護以外の記事を書いている印象ですね。
まずは登録してライティング案件を受けてみる
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看護師経験はどんなふうに記事作成に活きる?
健康コラムや看護手順
看護師ライターが書く記事に
- 一般ユーザー向けの健康コラム
- 医療従事者向けの病態生理説明
- 看護手順
などがありますが、ただ知識を持っているだけでは記事作成が浅くなりがちだと実感します。
たとえば、企業などからの依頼が多い一般ユーザー向けの健康コラム。
ある病気について疑問に思ったとき、病気を抱えた方が何に不安を覚え、どんな知識を提供すれば安心するのかは、経験ある看護師であれば患者さんとの今までの関わりなどから肌感覚で知っています。
知識だけでなく、患者さんの心理を知っていることが記事作成に活きるのです。
また、医療従事者が対象の病態生理や看護手順の説明は、臨床経験の浅いライターが書くとユーザー側が気づきます。経験に基づく根拠などが書けないから深みがないのですね。
なんだ、あんまり経験のない人が書いたのかと思うと離脱の理由になりますね。
私も読者として離脱しますから。
看護師転職経験
看護師として転職経験があることは、看護師ライターとしての財産になります。
看護師転職は市場規模が大きく、一次情報を書ける看護師ライターは貴重だと思われるため。
ですから、新卒以降一度も転職していないナースよりも、転職回数が複数ある看護師はウェブライターとしては有利。
看護師転職の記事作成は看護師ライターの主な活躍の場とも言えます。
事業として看護師転職のコンテンツを作るクライアントさんがいますし、看護師転職サイト自体でのコラム作成があるから。
私自身も看護師転職の記事作成経験、転職サイトでのコラム作成経験があります。
転職サイトの記事作成で求められたのは自分の経験談を折りこむこと。具体的には、働いたときに職場で辛かったことや転職してすぐ困ったことなどでした。
看護師としては1か所で働き続け経験を積むことは素晴らしいことですが、看護師ライターとしては転職回数が多い方が重宝されるのです。
看護師として働いたエピソード
2023年1月現在、最近クラウドソーシングサイトの募集で良くみかけるのが
- 看護師として働いたときの面白エピソード
- 患者さんとの泣ける関り
- 病棟珍事件
などの案件募集。募集した内容はインスタ・ブログ・YouTubeなどで使われるそうです。
働いて患者さんを看ていると本当にいろんな人がいるな、と思いますよね。
人間の面白さ、病棟での面白エピソードは臨床経験の中で生まれるもの。働いた経験がないと、面白さも経験できないもの。勤務先で辛いことがあってもいつかこの経験はネタになる、と思ってメモしておくのもいいかもしれません。看護師ライターとしての肥やしになります。
看護専門資格はライターにとっては価値なし?
看護師ライターは健康コラムや病態生理、看護系の手順などを書ければいいのです。看護師のさらに専門性を高めるような資格はライティングで不要でしょう。
実際に記事を書いてきた私としては
- 認定看護師
- 専門看護師
- 特定看護師の研修
などはとくに要らないな、と実感します。無くても記事は書けますから。
私は糖尿病性足病変の記事を書いたときに、資格を持っていたから依頼を貰えたのかな?とは思ったことがありますが、一度だけです。
それよりライターの幅を広げるのは
- 薬機法
- 医療広告ガイドライン
- 化粧品ガイドライン
- 景品表示法
などの知識だと実感します。看護系の専門資格はとくに看護師ライターとしての「ウリ」にはならないでしょう。ポートフォリオや自己紹介には専門資格は一応書いておく、という程度で、書かなくてもいいくらいです。
恐らく、専門性を着分けた資格が自己紹介に書いてあっても、クライアントからすれば「フーン」という程度でしょう。
歓迎されるのはライティング関連の資格と実績です。
私が持っている、Webライティング能力検定の資格についての記事はこちら↓
まとめ
看護師ライターになるには3年以上、幅広い科の経験がある方が有利です。求められているのは経験に基づく深い知識だから。新人ナースがライターになろうと思う場合は、医療・看護ライターになる事にはこだわらずに応募していくのがよいでしょう。
一方、病院などをやめて複数回以上の転職をした経験は、看護師転職エージェントで重宝されます。転職経験は看護師ライターにとってはプラス要素なのです。経験を積むことも職場をやめることもネタになり、看護師ライターの武器となっていくでしょう。
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