病院勤務に疲れたナースのあなたは、
- 看護師をやめて在宅で働きたい……
- 年収を増やしたいけど夜勤はしたくない!
- 看護師にオンラインでできる副業ないかな?
と悩んでいませんか?
「看護師は病院や施設で働くしかない」と思っている人も多いもの。しかし実は、
看護師の資格と経験を活かして、オンラインで働く方法はあるのです。
私は、看護師歴20年の経験を活かしてwebライターの仕事を6年続けています。初めは副業でしたが、看護師ライターになり、今は病院パート給料をカバーできるようになりました。
この記事では、看護しかやったことがない、オンラインの仕事が初めてのナースでもwebライターの仕事を始められる方法を記しています。
「もう病院やめたい」と思っている方、この記事を読んで看護師ライターへの一歩を踏み出しましょう!
看護師ライター歴6年。常に2~3社の継続クライアントと契約。医療記事年間平均100記事を納品。
当ブログはアフィリエイトプログラムを利用しています。
看護師ライターとは
web上の文章を書く看護師
webライターは、web上に存在する記事を書く人です。具体的には以下の通り
- LP(ランディングページといわれる広告記事)
- クラウドファンディングの寄付募集記事
- 看護師転職サイト内で看護師向けコラム
- 企業サイトのコラム記事
- 企業サイトの健康コラム
- ブログの記事
- プロフィール文
- メルマガ
webライターの中でも看護師ライターとは、看護師の知識と経験を活かして記事作成をする人。
看護師ライターとはいってみれば造語ですので、誰もが知っているポピュラーな言葉ではないのです。
しかし、企業は「看護師ライター募集」とうたう場合もありますし、Twitter上にも看護師ライターと名乗るアカウントは25人以上存在します(2022.9月現在)。医療ライターやwebライターを名乗っている人を併せると、もっと多くなるのではないでしょうか……
私がwebライターを開始した2015年ごろには、すでに看護師ライターという言葉はあり、ブログで名乗っている人も複数いましたね。
看護師ライターの武器は専門性
看護師ライターの需要は増えています。
理由の一つは、看護師向けサイトの増加によりライター需要が増えたこと。
情報収集の手段が書籍中心からwebへ変化しました。1990年代までは、看護師が勉強するといえば専門書が売っている書店か看護協会等の図書館に行くしかありませんでした。
現在、病態を調べたい、看護処置を調べたいと思ったらすぐにネット検索。企業サイトが看護手順などを詳しく解説しています。看護師むけの悩み相談サイトもありますね。
こうした看護関連の企業で原稿を書いているのはおもに看護師ライターです。専門知識や看護師としての経験があるから書けるものですね。看護師の転職サイトでも看護師ライターが書いている記事を見かけます。
一方、一般ユーザ向けサイトでも看護師ライターのニーズはあります。
- 子育てサイト
- 健康食品会社
- 医療機器メーカー
- 保険会社
医療・健康分野では信頼できる資格を持ったライターが書いた記事でないと上位表示はされないため、看護師の資格と経験があることはライターとしての希少価値になるのです。
看護資格はライターとしての強みになります
看護師はライターに向いている
私たち看護師は、学生時代から膨大な看護記録を書いてきました。実習の時には睡眠時間を削って毎晩記録や行動計画を書いていた人も多いのではないでしょうか。
私も記録を書き続け、看護学生時代は常に中指にペンだこがありました……
さらに病棟で働くようになってからはアナムネ―ゼや看護計画、日々の看護記録、サマリーなどだれがいつみても他のスタッフに伝わる文章を書く練習ができています。
一方「患者理解には情報収集が命」と教えられ、とにかく自分で調べる癖もついていますね。
看護の仕事で培った情報収集能力は、ライティングの時のリサーチ力に繋がります。
ライティングは9割以上が情報収集能力で決まりますから、リサーチ力の基礎がある看護師はライターに向いているのです。
ステップ1:クラウドソーシングサイトに応募
クラウドソーシングサイトに応募しよう
Webライターを募集するクライアントとライターをつなぐプラットフォームがクラウドソーシングサイトです。まず登録し、基本情報の記入、プロフィール文の作成を行っていきましょう。
はじめは基本情報の入力だけでも時間がかかります……
プロフィールには自分の経歴、仕事の稼働時間、得意分野、保有資格などを記載しましょう。この時、ライティング関連の資格がないと仕事が取りにくいことはありません。
プロフィール文がスカスカですとスカウトも来にくいため、出来る限り空欄がない様に埋めます。
何を書いてよいかわからない場合は自分と同じ立ち位置のライターのプロフィール文を参考にします。薬剤師ライターや看護師ライターを参考にするのですが、書き写しは厳禁。要素だけを参考にしてオリジナルの文章を書きましょう。
私が初心者webライターの頃にクラウドワークスで仕事を受注した方法はこちら↓
実際に登録して仕事を得たサイト
私が初心者webライターの時に登録したクラウドソーシングサイトのうち、仕事を得たのは以下のサイトです。将来的に医療・看護系の仕事を受けられるかを基準にサイトを選びました。サイトによっては医療関連の募集がまったくないものもあります。
- クラウドワークス
- ランサーズ
- ママワークス
Wanteadly、ミライトマッチも医療案件はあるのですが、登録時に本名を公開しないといけません。クライアントが安心して仕事を任せられるように本名登録なのでしょうが、全国に「看護師ですけど副業でwebライターやっています」とさらすようなものです。
私はwebライター開始時には病院の外来看護師だったため、本名登録はしたくなかったのです
「患者さんの目に触れると良くないな」と思い、本名登録必須のサイトは利用しませんでした。看護師で副業を考えている人には、本名をネットにさらして病院職員や患者さんに見られると困る人もいますよね。
本業で医療機関に勤務中で、副業でwebライターをしようと思っている看護師は登録時に本名登録必須かどうかを確認したほうがいいでしょう。
↓私がはじめに登録したクラウドソーシングサイトはこちら
ステップ2:webメディアに直接応募する
気になったメディアに直接応募
応募するのは自分が普段見ている看護系webメディアでもよいですし「看護師ライター募集」などと検索をかけて応募していってもいいでしょう。
webライター募集と記載していないサイトでも、
お問い合わせページから営業をかけてもOKです。
健康・医学の知識があるのが看護師ライターの強みですので、興味のある健康情報サイトを見かけたら問い合わせてみましょう。ただし、誰もが知っているような超大手は当然ですが営業をかけても反応がある可能性は低いとおもいます。
私もメディアへの直接営業でライティングの仕事をゲットしたことが2回あります。
1件は6年以上継続いただくクライアント様。もうライター募集はしていないようですので、すべてはタイミングと運だと感じます。
Twitterから応募
Twitterユーザーにはwebメディアのディレクターや編集長がいて、ライターを募集していることがあります「#ライター募集」で検索すると、タイミングによっては自分に合いそうな案件も出てきます。出てきた案件に応募していくのです。
Twitterでで受注するメリットは
クラウドソーシングサイトのように手数料を取られることがないこと。
デメリットは先方の身元がわからないため、報酬未払いなどのトラブルの危険性があること。
実は私もTwitter上で案件に応募後、テストライティングで構成を納品し、クライアントから20日連絡がない……という経験をしました。4回ほど連続で連絡し、ようやく返信があった次第。「テスト代金払います」といわれましたが、なかなか連絡が取れないクライアントは信用できないため、以降のお仕事はキャンセルしました。
見極めって大事ですね……
なお
Twitterでの応募は、自分もアカウントを持っていなければ応募のダイレクトメールを送れません。Twitterはライティングの練習にもなるため、webライターになるのであればアカウントを持っておくことをおススメします。
ステップ3:紹介してもらう
既存クライアントからの紹介
たとえば継続でお仕事を頂いているクライアントがいる場合。「今のサイト記事作成のほかに、他の仕事もやってもらいたいのですが可能でしょうか?」ときかれることがあります。クライアントからの紹介というか、追加依頼という形でしょうか。
ライター仲間からも既存クライアントからの依頼、はよく聞く話ですし、私自身も経験があります。
クライアント側も記事のクオリティやレスポンスの速度、人となりを知っているライターに仕事を頼む方が楽ですよね。
知っているライターの方が頼みやすいことから、同じライターに仕事が集中するのかもしれません。
追加依頼をいただくには、普段から納期を守る、記事のクオリティを維持するなど与えられた仕事を丁寧にすることが大切ですね
webライター仲間からの紹介
ライティングコミュニティに入ると、仲間もできますし、教わることも多いのです。できた仲間からライティングの仕事を紹介してもらえることもありますし、コミュニティ自体で仕事の紹介がある場合も。
私自身、コミュニティ内のお仕事募集に応募して仕事を得た経験も、仲間から仕事を貰った経験もあります。
まったく独学でwebライターの道を進むのもよいのですが、一度何かしらのコミュニティに入るのもオススメです。私はライティングカレッジ(現ものかきキャンプ)という有料ライティングスクールで仲間ができましたが、Twitterなどで検索するとコミュニティが見つかりますよ。
ステップ4:ポートフォリオは作っておく
webライターのポートフォリオサイトとは、自分の実績をネット上に公開しておくもの。ブログ単体でもよいですし、ネット上に公開されている自分お記事などを自己紹介形式でまとめたものでもよいでしょう。
noteでブログを作る
ブログの作り方はよくわからない、という人にも書きやすいのがnoteです。操作が簡単ですし、リード文など型にはまった書き方をしなくてもよい。自由に書けるところが人気ですね。
日常で思ったこと、勉強して気が付いたことなど。情緒をゆさぶる様な文章が好まれます。
あなたがどういう文章を書くか
伝えられること。クライアント側からは、ブログを見て文章力を判断できますし、プロフィールで経歴などを知ってもらえます。
過去にサイトの納品した記事はweb製作会社の修正は入っていますが、ブログの文章はwebライターの持つ本来の文章がそのまま伝わります。自由に感じたことも書けますので、人柄も伝わってくる場合もありますね。
実際に私もnote経由で企業からブログ執筆の依頼が来たことはあります。
ライター仲間にもnote経由で依頼を受けたという人を数人知っていますので、記事を書いておいて損はないでしょう。
ポートフォリオの作り方についてはこちらの記事で紹介しています。
ワードプレスでブログを作る
Word press(ワードプレス)でブログを作り、公開しておくことで、クライアントに「ああ、この人はワードプレスの操作が問題なくできる人なんだな」と思ってもらえます。ワードプレスでの記事作成はライターにとってあった方がいい技術。
ワードプレスに苦手意識を持つ人もいますが、ライター募集には「ワードプレスへの直接入稿ができる人」が多数あります。
私も操作に慣れるまでは大変でしたが、できるとできないでは大違い。初期のwebライター生活に慣れない頃には難しいかもしれませんが、ワードプレスブログは一つ作っておくことをお勧めします。
私のライター仲間にも「初心者だったころ、まったくwebライターの実績はなかったけどワードプレスブログを実績にして応募し、仕事をゲットした」人もいます
実績がなければ作ればいいのです。
看護師ライターの収入
webライター初心者では激安
webライター初心者は単価が安いのですが、それは看護師ライターも同じ。実績もない、どんな記事が書けるかわからないwebライターに、クライアントは高単価の仕事を任せようとは思わないでしょう。
低単価の時期は誰もが通る道だなと思います
私も初期のころに継続案件氏を頂いたのは文字単価約0.5円のキュレーションサイト。2000文字の記事を書くためにリサーチして構成を考え、記事作成矢修正をしていたら4日もかかってしまい……
時給換算いくら?と考え、とても悲しくなった記憶があります。
悲しくならない収入を目指したいものです……。収入についての記事はこちら。
看護師の給料と比べない
webライターの低単価時代は、つい看護師の給料とライターの給料を比べてしまいます。私もそうでしたが、看護師をやっていた方が効率よく年収は維持できる、とも思ってしまいますね。
看護師が病院でパートをすると1,800~2,000円(2022年8月現在)程度です。私は派遣の仕事で健診採血をしますので、6時間拘束で14,000円の日給などもあります。健診が早く終了すれば帰宅してもよいので、時給換算でするともっと上がりますね……
でも、webライター初期に看護師の給料と比べてはダメ。やめたくなってしまうから。
初心者の時は、ライティングの研修を受けているくらいの気持ちでいた方が、webライターを続けやすいように思います。
初心者で低単価の時期を通らなければ、看護師ライターは次のステップにすすめないのです。
もしすで病院を退職していてwebライターのみで生活していくのが不安でしたら、看護師の派遣会社に登録すればいいのです。単発派遣であれば高い日給が保証されますし、ライターの仕事がない時や低報酬であることは気にしなくていいのですから。
看護師の派遣求人なら【看護のお仕事派遣】 に登録しておくことをオススメします。筆者は派遣ナースとして保育園を紹介してもらいました。面接についてきてくれた担当者さんが頼もしくて助かりましたよ。
MC─ナースネットでは、主に健診の仕事を受けています。健診の案件をたくさん抱えている派遣会社に登録しておくと、繁忙期に好きなだけ仕事を受けらえます。
私の報酬
webライター初期は激安ですが、経験をつむほどに単価はアップします。webライターは専門性があるほど収入が上がりやすいといわれますが、看護師であることは、単価アップの武器になるのです。初心者の時期から、経験を積むほど徐々に単価はアップしていきました。
初期に受注したのは、クラウドソーシングサイトでのタスク案件。2,000文字書いて500円、等の案件を受けていました。
徐々にキュレーションサイトへ応募し、1文字0.2円の案件、次に0.5円への案件を受注。低単価の時期は書けそうな案件を何でも受けていました。主婦向けのレシピサイトやDIYなど。
半年ほどで看護師向け転職サイトからスカウトがあり、一気に2円へ。同時期に1文字1円の医療系サイト等からもスカウトがあり、並行して継続をしていきます。
最終的には医療系のメディアから1文字5円でスカウト
複数社から1文字5円の仕事を受け、記事単価で受注していたこともありましたが、サイトの縮小などで契約が終了してしまった会社もあります。
一度上がった単価を下げることは難しいのです……
現在応募する時は1文字5円以上しか応募する気になれません。贅沢かもしれませんが、自分の価値は自分で決める。文字単価も自分で許せるラインを決めてもいいのかなと思っています。
最終的には専門ライターを目指す
せっかく看護師の資格があるのですから、看護師ライターとして最終的には「何でも書くライター」から「医療ライター」などの専門ライターを目指しましょう。webライターは専門性が高いほど、単価が上がります。看護師は、国家資格を持ち、医学的な知識があるからこそ、価値を感じてもらえるのです。
昨今はYMYL領域の評価が厳しくなり、健康関連の企業側もライターに専門職であることを条件に付けることもあるのです。いくら医学や看護の知識があるからと言って、個人ブログで看護などの情報を発信しても上位表示される見込みはないので、看護師がライターとして活躍できるのは企業の中になるでしょう。
であれば、企業にライターとして採用され、中から情報発信すればいいのです。雇われている以上、企業側のニーズもありますので自由な発信ができるわけではありませんが、企業のライターになればできることも増えます。
ライティングで健康情報などを発信して誰かの役にたてる。
看護師は誰かの役にたつのが好きな人種ですよね。臨床でなくても役にたてることは看護師ライターの喜びでもあります。
まとめ
看護師からwebライターになる方法をお伝えしました。初心者webライターから仕事を獲得していく方法は、他のライターさんと同じですが、最終的なゴールを「看護師としての専門性を活かしたライターになること」として行動していくことが重要です。そのためには登録するプラットフォームサイトを選び、応募する案件を専門性が求められるものに徐々にシフトしていきましょう。ライターとしてのゴールや許せる単価のラインは自分で決めていいのです。
コメント
コメント一覧 (2件)
初めまして、転職というか在宅で仕事できるものはないか検索していくなかでこのページにたどり着きました。まだ、聞きなれない看護師ライター?って未経験でもなれますか?
思わず、クラウドソーシングに登録してしまいました。アドバイス頂けたら嬉しいです。
今、病棟勤務していて子育て中で、なかなか両立が難しく検索していくなかであなたのサイト?に出会いました。ありがとう❤️
田中さん、コメントありがとうございます。
子育て中で病棟勤務、大変なことと思います。
看護師ライターは未経験からでもなれますよ!私だって全く経験なしから始めたのですからね……
まずは第一歩を踏み出したのですね。応援しています。