webライターで読書が苦手な方は、
- Webライターって読書習慣がなくてもできるよね?本を読むのって面倒で……
- 「ものを書く仕事をする人には読書習慣があった方がいい」って聞くけど時間がなくて読書ができない
- 本を読むにも何を読んだらいいのかわからない
と悩んでいませんか?

Webライターをはじめ、ものかきには読書習慣が必要です。書くスキルを上げるために読書は必須の習慣だから。
本記事では、ライターにとって読書が必要な理由と習慣化する方法についてお伝えします。
本を開くのが面倒だと考えているあなたも、きっと読書の必要性を知って習慣化できるようになりますよ。
Webライターには読書習慣が必要な理由

Webライターには読書が必要です。
読書が嫌いなのに「Webライターをやりたい」っていうのは「血を見ると倒れてしまうのに看護師になりたい」って言っているのと同じ気がします。

変なたとえですみません……
Webライターの文章力向上に読書は必須ですが、ライター初心者にオススメの書籍の紹介はこちらの記事に書いています。↓
【Webライター初心者向け】ライティング勉強本10選 独学にもおすすめ
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読書で正しい日本語を目にする機会が増える
私たちWebライターは意識して読書によって「正しい日本語」を目にしておく必要があります。なぜ、意識して正しい日本語に触れなければならないのか。
Webライターは、ともすると間違った日本語に毒されるリスクがある仕事をしているのです。物を書く時にはリサーチのため、web上の記事・ブログ・SNSの文章などネット上の文章を毎日見ますよね。
- 素材リサーチの為テーマにそったサイトを見る
- リサーチのために上位からライバル10サイト以上見る
- SNSから情報収集をする
- ヤフー知恵袋などから読者の悩みを探す
など。リサーチだけで1日2万字以上読むなど普通です。
しかし、私たちが目にするネット上の文章は正しい日本語が使われていないことや、謝った文章ルールで書かれていることがあります。ブログなどをアップするのは個人の自由な領域ですから、第三者がチェックしたものではない可能性も高い。たとえば以下のような日本語。
知ってる→知られている などのら抜き言葉
着てる→着ている などのい 抜き言葉
「おっしゃられています」などの 間違った敬語
1行ごとに改行
文中に(笑)が出てくる
「いかがでしたか?」と読者に問う

文章校正の仕事をしていると、おかしな日本語に遭遇するのですが、ネット記事に影響を受けているのかなあ? と思ってしまいます……
人は謝った文章を読むのに慣れると、良いものと悪いものの区別がつかなくなってきます。すべてのブログ記事がおかしな日本語で構成されているわけではありませんが、
ネット上の間違った日本語に触れる機会が多いと、間違った方に引っ張られてしまい、ライター自身の日本語もおかしくなるリスクがあるのです。
一方、商業出版された書籍はというと。
出版社が販売している書籍は書き手も本物のプロなうえに会社がチームを組んで校正校閲を行い、何重にもチェックし、出版されています。一部の独特のキャラクターを活かした書籍以外は、出版された書籍は日本語の見本の集まり。
普段見ているネットリサーチの文章は日本語としての正しさが担保されていないもの。
読書をすれば、正しい日本語をインプットできるのです。
語彙力が増える
ひごろから読書をしていれば頭の中にストックできる語彙が増え、ライティングの時にぱっと引き出せます。結果として仕事効率化ができるのですよね。
Web記事作成をしていると「ここで何かちょうどいい言い回しがないかなあ」「心に響くような形容詞がないかな」と思うことがあります。私は思いつかず類義語辞典を引くのですが、
頭の中に語彙がたまっていれば、すぐにパソコン上に載せられますね。見出しを考える時も「同じ意味で短い単語」「同じ長さで優しい言い回し」等を書きたい場合があります。
しっくりくる言葉が欲しいと思う時、語彙力があればすぐに思い出せる。普段、話し言葉で使っている言語だけでは語彙のストックが増えません。
話し言葉と書き言葉は別のものだから。読書でこそ、頭の中に語彙の貯金ができるのです。

貯金じゃなくて貯語かな?そんな言葉ないけど…
文章のどこで心が動くのかがわかる
読書をすると文章によって自分の心に動きを感じます。
- へえ、為になった!
- これどうなっているの?
- なんか楽しそう!
読書をするとき「どのような文面や表現でに心が動くのか」を知ることで、自分も人の心を揺さぶる文章が書けるようになるのです。
私たちWebライターは文字によって人の心を動かさなくてはなりません。
人は心が動いたときに物を買ったり、企業に興味を持ったりするもの。クライアント側も「心を動かせる文章が書けないならライターに依頼しても意味はない」と思うのではないでしょうか。ただ、正しい情報を伝えるだけの文章であれば、AIにもかけるでしょう。

条例文とかガイドラインを読んでも心が動きませんよね……。
「どのような文章が心を動かすのか」を知っておくことって大事だと思うのです。とくに小説など物語文を読むと心が揺さぶられます。どのような時に心が動くのか? と考えながら読書することは、Webライターにとって必要なのです。
読書を習慣化する方法


ライターさん
ライターに読書が必要なのは分かったけど、本を読む時間が取れないよ……。
と思っている方に、読書を習慣化する方法をお伝えしますね。
読書習慣がつかない理由
習慣は環境によってつくられることが多い。本が好きで年間100冊以上読む、という方は子どもの頃から読書好き、という話を耳にします。筆者のライター仲間を見ても本が好きという人からは
親が子供の頃から図書館に連れて行ってくれた。家にいつも本がたくさんあった
と、本を読む環境がすでにあったと話します。おもに親などまわりの大人が読書好きであるケースが多いのです。
読書の環境や習慣がなければ作ればいいのですが、読書習慣がない方は、
「本を読む時間がない」「忙しい」といいます。
しかし、本当に時間がないでしょうか。
- 1日にスマホでSNSを何分チェックしていますか?
- 動画はどのくらい見ていますか
- 食休みと称して食事の後ボンヤリしている時間はないですか?
時間は作るもの。一日の中で無駄な時間は意外とあります。毎日1時間以上読書を、と言っているわけではないのです。自分の生活を見直し、どこかに読書時間を作れないか考えてみましょう。
タイムスケジュールに読書を組み込む
「読書をする時間」を決めましょう。
- 起床後すぐベットの中で読書
- 通勤時間は読書に充てる
- 食後はいつも読書をする
- 寝る前の横になったときに読書
初めはルーティーンで読書の時間を決め、行動しはじめることから習慣化がスタートするのです。
人は、やる気があるから行動できるのではない。本を手にし、指先などを動かすことで徐々にやる気も出てくるのです。本を読みよむという行動を始めて、読むという気も育ってくる。
できれば1日30分読めると理想的。ですが、10分読書から始めても大丈夫。決めたスケジュールを守り、1か月、2か月と続けていくうちに読書をしないことが気になるようになっていきます。
自分の周りに本を増やす

家の中など自分の周りに本を準備しましょう。図書館から借りた本でも、書店で購入したものでも。まだ読書が習慣化していないうちは、好きな作家、話題のベストセラーを読んでいれば大丈夫。
- 本棚にお気に入りの本を置いておく
- バックの中に文庫本を入れておく
- リビングやキッチンなど自分の居場所に読みかけの本をおいておく
など。私は枕元、リビング、バックの中に常に読みかけの本があります。

お風呂場で湯船につかる時に読むこともあります……
読書の進め方ですが、小説などは話が中途半端な部分まで読んでしおりを挟んでおいておきます。中途半端なところで読書を中断すると、続きが気になって次の読書にエンジンがかかるようになるのです。
また、常に本を持つという意味では電子書籍をとりいれてもいいですね。私もアプリを使用していますが、重たい本を持つ必要がないため、移動先でも読書ができて便利。
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読書しやすい環境に出向く
読書には静かな環境が必要です。家で家族が大音量でテレビを見ているとなかなか集中して読書できませんし、落ち着いた環境が必要ですよね。
読書に集中するために最適なのが図書館やカフェ、コワーキングスペースなどの環境です。
私ががよくいく図書館は閲覧室があって、学生が勉強したりパソコンを持った会社員風の方が作業したりしています。テーブルと椅子があるだけなのですが、周囲が黙々と作業しているため、意外と集中して読書ができるスペースです。
また、カフェも読書には最適の空間。多少の周囲のざわめきが心地よい場合もあります。インテリアやカフェメニュー、通いやすさなど自分のお気に入りの読書用カフェを決めましょう。

カフェはコメダ珈琲がおきにいりです。
木のインテリアで心になじみ、落ち着いて本が読めます。気に入った雰囲気は雰囲気はそれだけで集中力をアップさせてくれるのです。
読書の習慣化が難しい場合は聴く読書

なかなか読書時間を作れない、やはり活字を読むと疲れてしまうという方もいるでしょう。
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読書時間を作りにくい方にもおすすめですし、普段は紙の本を読むけれどオーディオブックも聴く、という併用読書もおすすめ。年間読書量が底上げできそうですね。
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Webライターにオススメの読書方法
1.愛読書を繰り返し読む
お気に入りの愛読書を繰り返し読みましょう。読書は好きだな、と思う本で名文を繰り返し読むのがいい。文章のルールも、本から得られる情動も好きな本であれば素直に受け止められるからです。
私は好きな作家の小説を繰り返し読んでいます。繰り返して読むことで細かな言い回しまで味わえます。文庫本なのですが気に入ると5回以上読みますね。気に入った書籍は、ゆっくりと味わって読むのがいい。正しい日本語も心を動かす文章力もゆっくり読んだ方が身につきやすいからです。
2.リサーチ用の読書は速読でよい


学生時代・新人看護師時代のテキストがボロボロで恥ずかしいのですが、今でも使っている本です。
Webライターは新しい分野の仕事を受注すると、リサーチをして知識を増やす必要があります。リサーチの為であれば、早く読んでいいのです。
読書が情報収集の手段だから。目次をさっと読み、必要な情報がありそうな所だけ拾い読みしたり、飛ばし読みをします。リサーチの為の読書は必要な知識を付けようと思うと一つの分野で10冊〜20冊読むことはありますが、意味飛ばしで早く読むのは情報をピックアップする読書法です。
10冊以上を端から端まで読んでいたら時間がかかりますし、すべての書籍を隅々まで読んでも必要な情報ではないページもあります。リサーチ後には情報を取捨選択し、ライティングして納品をしなければなりませんし読書リサーチばかりに時間をかけてはいられません。
リサーチのための読書は、速読・読み飛ばしでいいのです。
3.教養としての読書は目的意識を持つ
読書は自分の知識を増やすために有用です。読書で増えた知識そのものが教養になり、奥深い知見はきっとライターとして書く文章の奥行を増すでしょう。
教養としての読書はある意味娯楽ではありますが、知識を増やしたいのであれば目的意識をもって読書をするのが大事です。
たとえば、
- 文章力を鍛えたい。自分には何が足りていないのだろうか?と考えながら文章力の本を読む。
- お金に詳しくなりたい。財産管理の能力を上げるには、どうこうどうしたらいいのかと考えながら読む。
などです。
目的意識をもって読書をすれば、書籍から得られた知識を自分に照らし合わせ、自分に何が足りなくてどのように行動すれば良いのかも見えてきます。
なんとなくボンヤリと活字を目で追うだけよりも、何を得たいかと考えて読書する方が多くのことが得られるでしょう。
まとめ
webライターに読書が必要な理由と習慣化する方法についてお伝えしました。ものを書くWebライターは、常に正しい日本語に触れるために、読書を習慣化しておく必要があります。ネット上には謝った日本語があふれ、見ていると誤りに引っ張られるから。習慣化するのは簡単ではありませんが、まずは「習慣をつけるぞ!」と決意して手を動かすことからです。今日から読書を始めれば、1年後にはきっと文章力もアップしているでしょう。
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