最近Webライターを始めたあなたは、ペンネームで悩んでいませんか?
- Webライターで記名記事を書きたいけど副業だから本名は出したくない
- Webライターで実際にペンネームで活動している人はいるの?
- ライターが偽名を使うと嘘つきだと思われないかな
など。Webライター名は本名で活動するのがいいの? と思う方もいますが、
実は本名よりもペンネームで活動するWebライターは多く、ペンネームで記名記事も執筆できるのです。とくに副業でライターをしている人はペンネーム率が高い。
今回は、Webライターがペンネームを使うメリットデメリット、ペンネームの決め方についてお伝えします。
実際にWebライター仲間に聞いた話や、私のペンネームについても経験談を交えてお伝えしますね。

本記事を読めば、ペンネームが必要なのか迷っているWebライターさんも、きっと答えが見つかり、ペンネームが決められますよ。
看護師ライター歴7年
医療・看護系の専門記事を年間100記事以上執筆。
継続クライアントあり。ペンネームで活動中。
なぜWebライターは名前について考える必要があるのか

記名記事を書くため
Webライターの名前は本名を名乗るにしろ、ペンネームを名乗るにしろ、記名記事を書く時に必要になるものです。
記名で納品したライティング記事はWebライターとして実績になります。
また、クライアントにとっても「名前を語るライター」を雇用していればサイトの信頼性も高くなるのです。
私は看護師ライターとして医療記事を書く時、複数のクライアントから「記名で、看護師の肩書も書かせてください」といわれました。

医療系記事ではとくに書く人の信用性は大事ですからね。
無記名の記事よりも名前のサインがある記事の方が、Webライターとサイト、双方にとってメリットがあるのです。
Webライターペンネームの決め方

ペンネームを決める前に、いいなと思った名前をネット検索してみましょう。すでにほかのWebライターやブロガー、著者で同姓同名がいる場合はそのペンネームを使えません。
Webライターのペンネームの決め方は、自分で考える方法とサービスを使って考えてもらう方法があります。
自分でペンネームを考える方法
ペンネームを自分で考え、決めるステップは以下の通り。
気になった名字や名前をそれぞれ名刺大のカードに5~10個書く(名字と名まえ別々)
▼
並べ方はランダムでOK。名字と名前に分けて並べます
▼
自分が気になった名字と名前を組み合わせます。ポイントは名字・名前とも3文字以内。
▼
売れっ子ライターになれるのか、姓名判断が気になる方は姓名判断で確認します
普段の生活では人の名前などは意識していないもの。何も情報がない状態では、ペンネームなど全く思いつきません。

昔だったら電話帳とかあったのに……
名前の情報のストックがないのですよね。身近な情報源としては以下の方法があります。
- 本名の一部を使用する
- 子どもの名づけ本を参考にする
- 姓名判断の本を参考にする
本名は長く使っていたため親しみがあります。完全にフルネームの本名じゃなければいいや、という方は本名の一部を変えたペンネームの決め方もいいでしょう。
- 名字のみ、もしくは下の名前のみ本名と同じでどちらかを変える
- 本名と読み方は同じで漢字のみ替える
- 名前だけもしくはフルネームをカタカナにする
一方、赤ちゃんの名づけ用書籍からヒントを得て名前を考えるという手もあります。字画や全体のバランスも確認できて便利。ただし、下の名前が実年齢より「若すぎる名前」になってしまうリスクあり。自分の世代にあった名前をチョイスしましょう。

世代によって名前の流行ってありますからね……
また、姓名判断の本をヒントにペンネームを決める方法もあります。
姓名判断の本には多数の名前が掲載されていますから、名前の情報元としてヒントにしてもいいでしょう。字画、全体のバランス、運勢なども確認できます。姓名判断による運気を気にする人にもおすすめ。決める手順は以下のとおり。
↓名前候補をあげるのは本を参考に。
サービスを使ってペンネームを考えてもらう方法
「自分ではペンネームが思いつかない、ネーミングセンスは皆無だ」というWebライターは、
無料サイトやプラットフォームサイトでペンネーム作成をプロにお願いする方法があります。自分のイメージを伝えて名前を考えてもらいましょう。

センスは短期間に磨かれることはありません。
自信がなければ名前を決めなれた人に任せるのが一番。
無料でペンネームをつくれるサイト
名前メーカー 日本風では、男性の名前化女性の名前か、希望の文字数や何個の名前を作ってほしいイカを記入すると、名前を作成してくれます。

私も試しに作ってみたところ、センスのある名前を作ってもらえました。
すごい名前生成器では、性別、含みたい漢字・珍しさバランスなどの希望を打ち込むと名前を考えてくれます。私は「名字は平凡に、名前は珍しく」などとオーダーして試してみました。なかなかできるライターっぽい名前が作れるなと感心しております。
ココナラ
では、姓名判断や音の響きからペンネームを考えてくれる出品者がいます。【姓名判断をします】というサービスのあるので、自分で考えたペンネームが売れっ子ライターになれるかなどを見てもらっても面白そうです。値段は1000円~3000円。
仕事で成功をもたらす名前をもらおう!
ランサーズ
ランサーズにペンネーム作成サービスがあります。自分の好きなもの・ひらがなとカタカナのバランス・ペンネームを使用することでもたれたいイメージなどをヒヤリングし、イメージに合ったペンネームをつけてもらえるのです。

センスは降ってわいてくることはありませんから、評価の高い人に頼めば安心ですよね。
2回まで修正できる
いい名前ネット
いい名前ネットでは、姓名判断したい名前を入れると占い結果が出ます。
- 適当に考えた名前だが字画はどうか
- 姓名判断が悪くないか
- 出来れば仕事運がいい名前を付けたい
などの悩みに答えてくれます。

無料でできるのが嬉しいところです。
webライターはいつペンネームを決めるのか

Webライターのペンネームっていつ決めたらいいの?もう仕事を始めちゃってるんだよね……
私は、「記名記事の依頼を受け始めた時がペンネームを決める時」だと思っています。必要に迫られますから。誰が書いてもいいキュレーションサイトで執筆していた時は、名前など求められませんでした。
もちろん【記名記事を書いていないうちからペンネームを決めておく】という手もあります。自分のWebライターとしてのブランディングを早い段階から決めておくのです。
つまり仕事も受けていないうちのクラウドソーシングサイトに登録する時・SNSをライター用アカウントで始める時にペンネームにしてしまうという方法もあるのです。

Webライターになるぞ! ときめた時にペンネームを決めておくと、ライターの仕事を続けていく決意にもなります。
本名とペンネームどちらでWebライターをやるか

Webライターはペンネームが多い
私のTwitterアカウントで「Webライター活動は本名・ペンネームどちらで活動をしているか」アンケートをとった結果、一番多かったのはペンネームでの活動で63.6%でした。

アンケート結果も、私のWebライター仲間を見ても、
本名ではなくライターネームか匿名で仕事をしている人が多いのです。
- Webライターを始めるのが副業であるから
- 家族にライターをしていることをいっていないから
- 恥ずかしいから
周囲のWebライターに聞いたところ、以上のような理由が分かりました。
「本名は名乗れないけど自分が書いたという実績を残したい」と考えるWebライターがペンネームで活動するのです。

副業からライター活動をはじめる人は、本名は名乗らなくてもいいんだ! と思うと気が楽になりますね。
私のペンネーム
私は「本名風のペンネーム」でWebライター活動をしています。名刺にも書ける名前をと思い、本名っぽい名前を考えました。問題なくライティングの仕事は継続できています。

新規クライアントさんと契約するときは「普段使っているのはライターネームです」と伝えています。とくに驚かれないので、ほかにもライターネームの人はいるのでしょう。
「どうしても」と頼まれた一部の記事は本名で書きましたが、いまは本名っぽいペンネームで書いています。
- Webライターを始めた当初副業であった
- 看護師として医療機関に勤務していため、患者さんやほかのスタッフにバレると面倒だと思った。
私と同じように「本業があるから、本名で活動するのは嫌だな」という看護師ライター・Webライターもいるのではないでしょうか。
私のペンネームでの活動ですが、順調に記名記事が増えて著書も出しています。
↓今まで書いた記事の一部は以下のポートフォリオ記事に掲載中。
Webライターは、ペンネームでも十分に実績を積み上げられるのです。

Webライターとして「記名記事は書きたいけど職場にバレるのは嫌だな」という方は、ペンネームで活動することをお勧めします。
Webライターがペンネームを使うメリット

メリット1:周りにバレない
ペンネームで活動するメリットは、職場やママ友などにバレずにライター活動ができることです。
とくに看護師ライターをしていると「医療とは関係ない仕事なのになんでライターをやってるの?」といわれることがあります。

私実際に私は言われたため、以後、Webライターをしていることは秘密にしています。説明しても理解されにくそうなので……
また、私は医療の現場で見聞きした体験談、お局看護師等について個人情報を多少変えて記事にあげることがあります。もし、記事を書いていることが患者さんや同僚看護師に知られた場合「自分のことも記事にするんじゃないでしょうね」と疑われては困るのです。

もちろん、実際には個人を特定できるような実際のエピソードは書きません。リライトしていますよ……
周囲にバレずにしがらみなく記事を書き、Webライター活動をするためにはペンネームの使用は快適ですよ。
メリット2:名前に実績が積みあがる
たとえペンネームでも、記名記事が増えるとネットに自分の記名記事が増えてきます。ネット上に自分の名前が挙がるのはWebライターの実績。
なまえで検索すると記事が出るようになるのですよ。増えた実績は次のWebライター営業につかうのです。

「本名を明かすのが嫌だから記名記事は書かない」ときめるのはもったいない。
ペンネームを決めてしまい、どんどん記名記事を書いていけば、
Webライターとしての実績が名前に積みあがります。
積みあがった実績はポートフォリオに記載できます。ポートフォリオの作り方は以下のの記事をご覧ください。
webライター向けポートフォリオの作り方|初心者でも作れる!
メリット3:好きな名前を名乗れる
私がペンネームを使用して実感したのが、好みの名前を名乗れる喜びです。
自分の本名の弱点をカバーできるのがペンネーム。私も、今まで馴染んできた本名も、以下のような弱点が気になっていました。
- 漢字の画数が多すぎる
- 名前が全体に地味
- 初対面の人に読み方を間違われる
毎回読み間違われると、訂正さえ面倒になり「もう読み間違えたほうの名前でいいや……」と思うこともありました。
しかし、ペンネームは読み間違いにくいお気に入りの名前を選べるのです。気に入った名前を語れるというのは、ペンネームの大きなメリットです。
Webライターがペンネームを使うデメリット

デメリット1:本名の記名記事よりも信頼度が落ちる
ペンネームや匿名で書く記事は、ニックネームに近い印象を受けるクライアントもいるため「本名よりも信用できない」と思われる恐れもあります。
本名で記事を書く方が読者が読んだ時に「責任をもって本当の名前を名乗っているのだから嘘は書かないだろう」という印象を受けるでしょう。
クライアント側も、本名で記事を書くライターが在籍しているサイトは信頼性が上がるという考えから、
本名を名乗るライターとしか契約しないサイトもあるのです。
ペンネームは、本名よりも信頼度が下がる可能性が高い。
ただし、ペンネームの記名記事を書いたからといって法的に問題はありませんし、嘘をついていることにはなりません。
ビジネスとしてWebライターをするうえでペンネームを使用しているに過ぎないのです。
デメリット2:記名記事の仕事を受けられないこともある
ペンネームでは、記事内の記名を断られるケースもありますし「本名を使えない方はちょっと……」と、契約自体を見送られるケースもあります。
- 医療系サイト
- 企業内での健康コラム
- 教育系記事
- 社会系ニュースサイト
私も実際にペンネームでの記事作成を断られた経験があります。某子育てサイトの記事を書く時に「ペンネームはご遠慮願います」とはっきり言われました。
当時病院のパートをしつつ副業でWebライターをしていたため、本名で書いて知り合いの患者さんや同僚に見られたらいやだなと思っていたんです。
しぶしぶ本名で執筆をしました……

サイトや記事の特徴によっては、ペンネームでのWebライティングがダメな場合もあります。
ペンネームでもOKなケースもある
ただし、信用が必要なサイトでペンネームの記名記事がすべて断られるわけではありません。本名に求めているのは信頼性ですので、ペンネームで執筆実績を積み、名前を売っておけばよいのです。
たとえばライターネーム・ペンネームでの出版やSNSでの実績を積めば、ペンネームとしての信頼度が上がります。私はAmazonで出版をし、健康系の書籍でAmazonラインキング1位を獲得しました。

出版実績はライターネームの大きな実績になっています。
![]() |
看護師歴20年の私が伝える健康法 自分観察で疲れにくい体になる! 読む疲労回復シリーズ 新品価格 |
![]() |
整形外科ナースがこっそり教える永年の肩こりスッキリ改善の教科書 : スーパーで買える肩こりにお勧めの食べ物リスト掲載 新品価格 |

Amazon1位の称号の実績は思った以上に強いもの。webライターの採用面接のときに「出版されているんですか」と驚かれることもありました。Webライターとして採用されてもペンネームでの執筆許可を頂き、複数のクライアント様のサイトで執筆しています。
ペンネームの権威性を高めるには、出版以外にも以下のような方法があります。
- ペンネームでブログのPVを集めてブロガーとして実績を積む
- SNSアカウントを育ててアカウント名で実績を積む
- ペンネーム登録可能なサイトで記事執筆をつづける

私たちライターはWebの世界で働きたいのですから、Webの世界で実績を積めばいいのです。
Webライターにはどんなペンネームがおすすめなの?

本名風の「苗字と名前」
一番オススメなのは、本名っぽいペンネームです。
ビジネスシーンで取引するのはごく普通の名前の人ですよね。結局、本名のような普通の名前は取引先も安心感があるのです。

さん
実際の本名とは音や感じがかぶらないけど、第三者が聴いたら本名なのかな?と思う名前ですね。
名字 | 名前 | ペンネーム例 |
漢字二文字 | 漢字二文字 | 岩本絵里 |
漢字二文字 | カタカナ二文字 | 桜井カナ |
漢字二文字 | ひらがな三文字 | 堀田 ゆりな |

あくまでも私が考える例であれり、この通りでなくても構いません。
しかし、記事作成時に自分が記入する場面やクライアントが記入する場面を想像すると「名字が3文字以上」は長いから負担だと考えます。名字は漢字一文字でもよいですね。
また、名字・名前とも読み間違いが少ない平易な漢字の使用がいいでしょう。
万が一打ち合わせなどで名刺交換をする際に、読み方の説明をするのは自分も負担、訊くクライアントも負担です。
Webライターにオススメしないペンネーム
webライターの仕事をするうえでふざけているのかと思うようなペンネームはオススメしません。
例としてアニメや漫画の主人公・英語・長いカタカナ・商品名・女優や俳優の名前をもじったものなど。また、ネット上でやり取りしているときは良くても、リアルであったときに遠くから呼ばれて恥ずかしくない名前かどうか、冷静に判断してください。
濁音や濁り、発音しにくい、自分で敬称をつけるのもやめましょう。敬称は他人が呼ぶときに付けるものであり、自分でつけるものではありません。
つよぽん
めぐチャン
マリーアントワネット

NG例は、実際に見たことがあるペンネームを書くと批判に当たるため私が適当に考えたのですが、センスがなくて自分にびっくりします……
センスが疑われるペンネームをつけると、この人に記事作成を頼んで大丈夫か?と思われる危険性もあります。また、取引が始まったらメッセージのやり取りで「○○様」と呼ばれることもあるかもしれません。メール上で呼びかけられて恥ずかしくない名前か。自分のペンネームを冷静に見てくださいね。

確かに、ふざけたペンネームや様子のおかしいライターネームの人に仕事は頼みにくいかも……
ただし、Webライターとしてまじめな記事を書くというよりもブロガーとして成功したいという場合、あえて個性的なペンネームで目立つという方法もあります。
「自分をどう売りたいのか」を考えてペンネームを決めるといいですね。
自分で思いつかないときはココナラでプロに依頼
まとめ
Webライターが仕事をするときはペンネームか本名かについてお伝えしました。Webライターは基本的にペンネームを使用しても大丈夫です。クライアントやサイトの特性によってはライティングをする時にペンネーム記載を断られるケースもあります。ですが、事前にペンネームで実績を積めば、比較的どのような記事でも書けるようになります。
ペンネーム作成に迷ったときは、プロの力を借りる手もあるでしょう。