- webライターにはポートフォリオが必要って言われたけど書き方が分からない
- 初心者だし、ポートフォリオサイトってどこで作ったらいいかわからない
- webライター未経験だから、そもそも紹介できる実績がない……
なんて思っていませんか?
ポートフォリオは、webライターの実績公開ですが書くべき内容がほとんど決まっており、おおむねwebライターがよく使用するサイトも決まっているんです。
本記事では、ポートフォリオに書くこと、ポートフォリオサイトはどこで作ればいいのか、実績がない時は何を書いたらいいのかなどをお伝えします。
この記事を読めれば、初心者看護師ライターもポートフォリオサイトを作って公開できますよ。
webライターのポートフォリオとは
ポートフォリオの定義
Portfolio(ポートフォリオ)とは、書類を運ぶ平らなかばんや書類ケースを意味します。語源はイタリア語なのだそう。
webライターのポートフォリオは、今までライターとして納品した記事を集めたものです。実績一覧のようなものですね。
クライアントに納品したweb上にある記事のほか、自分で作成した個人ブログもポートフォリオに含みます。
ポートフォリオサイトを作る目的
ポートフォリオサイトは
あなたというwebライターを売り込むため、ネット上においておく営業マンだと考えましょう。売り上げをあげるために、書ける実績はできる限り掲載します。例としては以下の通り。
- 過去に納品した記事群
- 自身のブログ
- 検索上位を獲得したKW
- 自己紹介
- 対応可能な業務領域
クライアント様は「webライターとしてどの様な仕事を頼めるのか」という視点でポートフォリオサイトを見ますので、得意分野や保有資格などを書くことも重要です。
さらに、webライターと無関係でも職歴、出身地や趣味等を記載していると信頼度が増すだけでなく、人として親しみを持ってもらえます。クスっと笑える情報から仕事依頼が舞い込むこともあるかもしれません。
私の場合、看護師経験が20年あり、医療・看護系の案件が欲しかったので、ポートフォリオに看護経験はしっかりと書き込んでいました。
自分が狙う案件についての経験をアピールすることも重要です。
逆に言えば不要な情報は排除しましょう。たとえば、自動車免許はライターの仕事には関係ないものですよね。余計なことを書くと、ポートフォリオを見に来た人が時間を奪われ、必要な情報を読まずに離脱してしまうリスクがあります。
初心者でもポートフォリオは作れるの?
実績がないと厳しい
webライターがポートフォリオに記載する記事は、できればネット上に3~5記事は欲しいものです。1記事だけでは「まぐれで載ったの?」とも「情報が少ない……」とも思われかねないから。
つまり、
今まで納品した記事がないとポートフォリオに載せる記事がありません。
筆者はライターになりたての頃、webライター養成講座を受講したことがあり、講師から「ポートフォリオを作った方がいいよ」とすすめられました。が、当時初心者ライターでキュレーションサイトでしかライティングをしたことがなく、ポートフォリオサイトにのせられる記事がなかったのです。
ひとまずは、ポートフォリオに載せられる記事をためよう!と心に決めました。
未経験ライターはどうやってポートフォリオを作るか
webライター未経験で今までクライアントに記事を納品したことがない場合でも,
ポートフォリオは作成できます。
それは、以下の方法
1.自分のブログを作り、作成した記事を載せる
2.Googledocument(グーグルドキュメント)などに記事を作成する
1.のブログを作る方法はネット上に自分が書いた記事があるため、見出しやリード文、まとめなどのwebライティングの基礎は分かっていることがアピールできます。
2のドキュメントファイルに記事を作成する方法は、ネット上に記事はない状態ですが、
文章力を推し量る材料にはなります。まったく何も書かないよりもアピールポイントになるでしょう。
ブログを作るのでもドキュメントファイル上に文章作成をするのでも、いずれ自分が採用されたいメディアをイメージして記事を書いておくこと採用時に加算ポイントになるでしょう。たとえばグルメサイトで記事を書きたいのであればグルメレポート、看護系であれば病態生理に関することなどです。
もしこのライターさんを採用したら、うちのメディアで書いてくれる記事イメージはこの文章に近いかなとイメージしてもらえることを目標に
アピールしたい文章を書きましょう。
ポートフォリオ掲載注意点
掲載許可が取れているか
納品した記事であっても一度ライターの手を離れたものはクライアントの文章です。ライターが自分でも「いい記事を納品できた!これはポートフォリオに載せたい!」と思っても、クライアントの許可がなければ勝手にポートフォリオに掲載はできません。
筆者も、納品した記事のポートフォリオへの掲載を断られたことがあります。
- クライアント側が「記事を外注していること」を顧客には秘密にしたい
- 会社のイメージがあるため、個人サイトからリンクを貼られたくない
という理由があったようです。あくまでも「サイトは自社の専門家が作り上げています、といいたいのかな」と感じました。クライアントが嫌だと言っているものを無理に掲載はできません。許可がない記事の掲載はあきらめましょう。
せっかく納品した記事を掲載できないのがいやでしたら、初めからライターとして採用されるときに「納品した記事はポートフォリオに載せてよいですか?」と確認しましょう。
記名記事が書けるか
無記名記事よりも記名記事の方がwebライターの実績としては権威性がありますよね。
できる事であれば、初めから「ライターさんには記名で書いてもらいます」というサイトと契約をすることをお勧めします。
なお、いま正職員として看護師として働いている、ライターは副業なので、患者さんにバレるとまずい。本名はバレたくないという人は、本名ではなくライターネームで納品する方法もあります。
webライターが記名記事を書く時のペンネームについては、以下の記事で詳しく説明しています。
Webライター活動はペンネームがオススメ|メリットや名前の決め方は?
どこでポートフォリオサイトを作る?
理想はワードプレス
webライターのポートフォリオサイトは、WordPress(ワードプレス)で作成するのが理想です。デザインがきれいで見栄えが良いうえに、ワードプレスの操作ができるライターだとアピールできるからです。
「ワードプレスブログをつくるのは難しそう」と思ったらサイト作成だけ外注して、中の記事を自分で作ってもOK。筆者も当サイト作成はココナラでプロに頼み、デザインなどは作ってもらいました。
もともとパソコンに詳しくないので、サイトを自分ですべてやっていたら1か月以上かかっていたと思います。
サイト中の記事作成を自分で作ればいいのです。できないことに時間を何十時間も使っていたら、時給でいくら損しているのか?と考えましょう。
プロに頼んだら2~3日で納品されましたよ。
ポートフォリオにお勧め、そのほかのサイト
ポートフォリオ作成は以下のサイトがオススメです。
私もすべて触ったことがありますが、パソコンがやや苦手な私でも操作は難しく感じませんでした。上記3サイトは無料でも使えますが、jimdoとAmeba0wndは、機能がアップグレードした有料プランがあります。
私は初めてのポートフォリオサイトはjimdoで作りました。テンプレが多く、視覚的に操作できるところがいいですね。
初めてでも簡単にホームページができる
[btn class=”rich_orange”]ホームページ作成ソフト【ジンドゥー】
[/btn]
一方、
サイトやブログ操作をしたことがない初心者ライターにお勧めなのがnoteです。筆者も使っていますが、操作が簡単でお勧めなのと、note内にライターさん、編集者さんが多いので将来クライアントになる可能性がある人にも見てもらいやすい印象です。
ポートフォリオ用各サイト無料版での比較
サイト名 | 国内ユーザー数 | 良い点 | 難しい点 |
---|---|---|---|
ワードプレス | 500万人 | デザイン性が高い | 慣れないと操作が難しい |
note | 500万人 | 操作が簡単 noteが好きというユーザーがいる | デザインの変更はほとんどできない |
Jinmdo | 170万人 | 操作が簡単 | わからないことを聞けるサポートがない |
Ameba Ownd | 100万人 | 操作が簡単 | デザインの変更は難しい |
ポートフォリオの具体的な記載内容
自己紹介文
出身地、学歴、好きなこと、家族構成、職歴など。社会人としての経験は、ライターとして雇用する際の信用性になりますし、好きな食べ物などパーソナリティを知る材料があれば、親しみをもってもらえます。
全てを書かなくてもよいのですが、人間性があふれるような一文を追加しましょう。
何となくこの人と働いてみたいな、と思ってもらうことも大事なのではないでしょうか。
得意分野、どんな記事が書けるのか
たとえば
- 小児科の看護師として3年働いた経験があり、育児系の記事作成が得意です
- 主婦歴10年以上であり、レシピ記事の作成経験があります
など。今までどんな記事を書いてきているか、自分ならこんな記事を書けます、等とアピールします。
できることを明確に記載し、恥ずかしがらずに自分を積極的に売り込みましょう。ポートフォリオで売り込み文を書かれて嫌な気分になる人はいないと考えます。
過去の執筆実績
過去にwebライターとして納品した実績のリンクを貼ります。10記事以上をずらっと張ってしまうと、どれを見たらよいのか分からなくなりますので、分野別に見出しを作って整理しましょう
例
看護系の記事は
~~~リンク~~~~
主婦向けサイトの記事
~~~リンク~~~~~
育児系の記事
~~~リンク~~~~~~
などです。
実績を積んでいくと、リンクが古くなっていることもあります。
リンクは最新のものとし、記事の仕上がりがよく、PV数が高い記事を一番上に持ってきましょう。毎月納品しているのであれば、2~3か月に一度はポートフォリオを見直したいものです。
よくできた記事、読んでほしい記事を上に持ってくるようにしましょう。
ポートフォリオ記入例(必要事項)
自己紹介
はじめまして、当サイトをご覧いただき有難うございます。
webライターをしております○○と申します。
○○県出身、〇歳代です。
○○大学を卒業後、○○で勤務しておりました。
業種は○○で、経験年数は〇年あります。
保有資格
ライティング関する資格は~~~
その他の資格は~~~
ライター個人の権威性を高めるため、掲載できるライティング資格などははできる限り掲載しましょう。
資格があるから採用率がぐっと上がるかは正直なところ不明なのですが、クライアントさんは見てくれています。面接時に話題になることもありました。
ライティング実績
クライアント様から許可がないため、主な執筆内容を掲載します。
- 大手子育てサイトにて、ママ向けコラムを〇記事執筆
- 健康食品サイトにて一般ユーザー向けコラムを〇記事執筆
実績として公開許可があるサイトは以下の通りです
- ~~実績公開可能な記事のリンクを貼る~~
- ~~リンク~~~
実績公開の許可がない場合、どの分野で何記事程度を納品したのかを記載しましょう。どのような記事を書いているのか、イメージだけでも伝わります。
なお、参考までに私がnoteで作成したポートフォリオの記事は以下の通り。
まとめ
webライターにとってのポートフォリオは、ネット上にある自分の記事作品集です。ポートフォリオサイトは記事集のほかに自己紹介文や得意分野を記載します。ポートフォリオサイト作りはワードプレスが理想ですが、初心者で難しい場合は、できそうなプラットフォームで作れば大丈夫。ポートフォリオで自分の実績をアピールしてwebライティングの仕事を獲得しましょう!
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