- ブログを書いても最後まで読まれない
- 納品したWeb記事が読みにくいとクライアントさんに言われた
- 文章力に自信がないな
と悩んでいませんか?
読みやすい文章にはルールがあり、ルールを守ることで誰でも読みやすい文章が書けるようになります。
文才は不要なのです。
この記事では、読みやすい文章を書く時に守るべきルールや、具体的な書き方、
読者のどの様な心理に配慮すべきかわかります。
この記事を読めば読みやすい文章を書く具体的な方法がわかり、最後まで読まれる文章が書けるようになりますよ。
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読みやすい文章にはルールがある
読みやすい文章とは、誰が読んでもストレスなく最後まで読める文章です。
反対に読みにくい文章は
- 漢字が多すぎて難しい文章
- 一文が長すぎて何を言っているのかわからない文章
- 一文に読点が多く読んでいて息切れがする文章
など
もう、読んでいるとイライラするから、読むのやめた!
と離脱されます。
読みやすい文章にはルールがあり、Web上で検索上位に有る文章も、Amazon電子書籍でランキング上位にある電子書籍も、必ず文章のルールを守って書かれているのです。
ルールを守れば読みやすい文章が書けます!
読みやすい文章のコツ最低限守るべき10のルール
1.何を書くか決めてから書く
Web記事でもブログ記事でも、書き始める前に「この記事では読者に何を伝えるか」決めてから書きましょう。
1コンテンツ1メッセージ。一つの記事内で伝えることは一つと決め、一つの文章内で伝えることも一つとします。
一つの記事にあれもこれもと詰め込むと言いたいことが伝わりにくくなりますから。
記事のタイトルと結論を決め、結論はタイトルの答えになるように設定します。
文章は一品料理です。お皿に盛るのは一品だけ。あれこれ盛りすぎると元の味がまったく分からなくなってしまうのです。
読者に「この記事って何が言いたかったの?」と思わせたら二度と来てくれないでしょう。
2.文章の型を使って書く
文章には型があり、型の通りに文章を書くことで、伝わりやすい文章になります。文章の型にはPREP法・SDS法・ストーリー型などがありますが、Web記事やブログ記事はPREP法が主流ですね。
伝わりやすい文章は読まれる文章。論理の飛躍や破綻も起こりにくくなります。
- Point 結論
- Reazon 結論を主張する理由
- Exanple 理由の具体例
- Point もう一度結論
の順番で言いたいことを書いていく型です。
PREP法で説明しますと、
P prep法ははじめに「結論」を伝える文章の型。
R 読者は早く結論を知りたいため、はじめに結論を伝えたほうが読まれるのです。
E 実際に多くの記事やYouTubeの脚本がprep法で書かれています。
P 文章の読みやすさを担保するのがPrep法なんですよ。
なお、SDS法は、S(Summary)要点、D(Datails)詳細、S(Summary)要点の順番で文章を記すこと、
ストーリー型は三幕構成(発端・中盤・結末)などで話を進めていく方法をいいます。
3.わかりやすい言葉で書く
わかりやすい言葉を使って書くことで、読者の離脱率を防ぎます。
とくにweb記事では「中学1年生でもわかる言葉で書く」といわれてきました。しかし最近では
小学5年生でもわかるわかりやすい言葉で書きましょう、ともいわれます。
Web記事やブログは、待ち時間や移動中など、暇つぶしに読む人がほとんど。
パソコンの前に正座して記事を読む人などいませんよね。ダラダラしながら気楽に読みたいもの。難しい文章は読みたくないのです。
- カタカナを使った難しい専門用語
- 専門的過ぎて調べないとわからない言葉
- 文学書にはあるが、一般の人が使わないような当て字
などは使わないようにしましょう。
4.ターゲットを決めて書く
ターゲットを明確に決めることで、記事の方向性が決まり、主張も筋が通ったものになります。
文章は、ターゲットによってかわるもの。専門職には専門用語があった方が伝わりやすい場合もありますし、子育てママがターゲットならママが使う言葉で記事を書く。
ターゲットが知りたい情報を、ターゲットが普段使っている言葉で書いた方が心に響き、伝わりやすいのです。
実際に私も看護師向けの記事を書く時は、看護師であれば知っている医学用語を使いますし、子育てママに向けた健康記事では、わかりやすくかみ砕いた言葉を使います。
「誰に向けて書くのか」を決めてから書くのは重要。書いている最中も、ターゲットの存在を思い浮かべながら書きましょう。
5.一文は短くシンプルに書く
私は、一文の長さは50字以内が理想だと考えます。
仕事で文章校正もするのですが、
人の文章を見ていると文章のねじれや読みにくさが生じやすいの60字くらいからだな、と実感するから。文章が長くなるほど主語と述語はどんどん離れていくです。
文章の長さに関しては、人によって意見が分かれるところ。
文章術の書籍によって60字以内で良い・70字以内だなど意見がわかれます。私が習った文章講座では「80字以内に抑えましょう」と教えていました。
文才のある小説家などは100字以上の文章を書いても読みやすい文章を書けます。が、
Webライターはルールを守ってベストは一文50字以内・どんなに長くても80字以内を目指しましょう。
一文が80字以上になっていたら、二文以上にわけることです。
6.主語と述語は近づける
文章中、主語と述語は近くに置きます。
主語は文章中の主役。いい加減に扱ってはいけません
存在感を際立たせ、述語で最終的にどうなったのかきちんと伝えましょう。
主語(誰が) 述語(どうした) はきちんとつなげます。
主語を文章の最後に追いやる
述語と遠く話す
主語を省略する
と文章がねじれたり、なにを言いたいのかわからなくなったりしますよ。
7.指示語はできる限り使わない
指示語は【こそあど言葉】。あれ、これ、それなどですね。こちら、そちらなどともいいます。
文章中、指示語は最低限の使用にしましょう。
web記事でもブログ記事でも書籍でも読者は読み飛ばすもの。
読み飛ばした先が指示語だった場合、
ここに書いてある「この」ってなんのこと?ちょっと戻って読み返さないと
わからない!
となるのです。
読者は指示語を探して右往左往。視線を泳がせるため疲れてしまいます。
離脱のリスクも上昇するでしょう。
指示語の多用は読者にとってストレスのもと。実際に商業出版されている書籍を見ると、指示語はあまり使っていないな、と確認できまますよ。
8.句読点は正しく打つ
句点は「。」読点は「、」のこと。
句読点を打つにもルールがあり、正しく打つ必要があります。句読点の打ち間違いは文章の意味を変えてしまったり、読者にストレスを与える恐れがあるのです。
句点は文章の終わりにうつもの。
一方、読点にはルールが多く
- 文の切れ目
- 修飾語がない時その後
- 接続詞や逆接の助詞の後
- 引用を示す「と」のまえ
- 文節を区切る時
などに打ちます。ただし、必要だろうと一文中に読点を4つ以上入れない章にしましょう。
読者は、無意識のうちに心の中で音読しているから。
読点が多い文章を読んでいると、読者は息切れしてしまうのです。
9.文体を統一する
ひとつのWeb記事・ブログ記事内では文体を統一します。
- 常体……だ・である調の文末
- 敬体……です・ます調の文末
常体は堅苦しい印象を与える一方で説得力があるため、論文などに使用されます。一方、敬体は文末のバリエーションが少ないのですが、優しくて読みやすい印象を与えます。
記事の初めはですます調だったのに、途中から突然だである調になる……と
読者は読みにくさを感じます。
なんで突然言い方が変わったの?なんかもやもやする……
ただし、リズムをつけるためや文章を際立たせるために、記事中の1、2か所だけ文体を意図的に変える人もいます。
計算の上で文体を変え、記事全体を見ておかしくなければ変えても大丈夫。
上級者テクニックです。
難しそうでよくわからない、というライターさんは、ですます調の敬体に統一しておけば間違いないでしょう。
10.漢字使用率は2割にする
Web文章中の漢字使用率は2割がベスト。低すぎれば幼稚な文章だと思われますし、多すぎると難しい文章だと思われます。
紙の書籍では「漢字使用率は3割程度でもよい」といわれます。が、
Web記事やブログ記事ひと記事辺りの漢字率は2割がベスト。3割を超える漢字使用率ですと、画面全体が黒く見えます。
文章を書き上げた後は、漢字使用率チェッカーを使い、漢字の割合を確認しましょう。
文章校正ツールでも割合はチェックできます。
文章校正ツール文賢については以下の記事で紹介中。
漢字が割を大幅に上回るなら、漢字で書いてある文言をひらがなに書き直します。
ただし、医療記事・法律記事など専門用語を多く使用する記事では、漢字使用率は高くなっても良い場合があります。
クライアントさんにもよりますが、専門記事では漢字使用率が3割でもOKといわれることも多いのです。
11.おなじ文末表現は2回まで
文末は文章の終わり部分。
おなじ文末表現は3回連続しないようにしましょう。続いても2回まで。読者が読みにくいうえに残念な文章力だと思われます。
~~です。~~です。~~です。
~~ました。~~ました。~~ました。
と続くと、小学生が書いた読書感想文や夏休みの絵日記を思い出すのですよね。
小学生は伸び伸び書けばいいと思うのですが、大人が稚拙な文章を書くのはいけません。
とはいっても、夢中になって書いていると文末表現は続きがち。校正をしていると、5回連続で同じ文末、という方もよくいます。
最後に文章読み直すときに、文末表現が連続していないかをチェックしましょう。
読者に配慮した読みやすい文章3つのコツ
1.見た目を意識する
記事を書きあげた後は見た目をチェックすることも重要です。
読者はそもそも活字など読みたくない。少しでも目にとめ、読もうと思ってもらえるように記事の見た目を意識するのです。
- 文字だけではなく図解や画像も入れる
- 適度に協調や見出しを入れる
- 改行を適切に行う
などして、記事を見た目にもスッキリ仕上げましょう。
とくにWeb記事では、パソコンもスマホも画面が発光しているため目にストレスがかかっています。記事を読むだけで目が疲れているのです。
見た目に配慮した記事を書き、読者の目の負担を減らしてあげましょう。
2.不快表現を避ける
不快表現とは、一定の方を性別や社会的な立場、身体的特徴で差別する言葉などです。文章を書く時は誰かを不快にさせる言葉は使わないようにしましょう。
そもそも文章を書くことは、誰かを傷つけるリスクがあるもの。すべての読者に好かれる文章を書くのは難しいものですが、
何かを主張すれば、反対意見を持つ人も、不快に思う人もいる。
文章は人を傷つける武器にもなりうると自覚をもって言葉を選ぶ必要があるでしょう。
書きたくないのですが、あえて挙げますと
精神薄弱
つんぼ
めくら
おし
おかま
ビジネスマン
などは不快表現に該当します。(参考資料:厚生労働省 )
「自分が使っている言葉は、誰かを傷つけ、差別していないか」と考えて文章を書く必要があるでしょう。不快な文章など誰も読みたくないはずです。
3.ポジティブライティングを心がける
文章を書く時は前向きで明るい言葉、ポジティブな表現を使いましょう。
自分が読む立場になったら、前向きな記事の方を読みたいと思うもの。
ネガティブなキーワードを使うとトラブルのもとですし、読んでいるほうもイヤな気分になるでしょう。ポジティブライティングで読後感を明るくすることは重要です。
自分の文章を読んでどんよりした気分になってほしい人など、いないはず。
ライター仲間にきくと
あえてマイナスのキーワードを使ってください、といわれることもあるようですが……
たとえば、「○○の口コミは最悪?」
などという記事でアクセスを集めて、喜ぶ人はいるのでしょうか。
読んでいる読者も企業さんも喜んでもらえるよう、前向きなライティングをしたいものです。読後感がよい文章は結局、読者をつかむでしょう。
読みやすい文章を書くコツ・チェックリスト
読みやすい文章になるためのチェックリストを用意しました。良かったら自分で書いた記事をみかえすときに使ってみてくださいね。
文章のチェック項目 | できていたらチェック |
---|---|
言いたいことをひとつに絞っているか | |
文章の型を使ってかけているか | |
わかりやすい言葉で書いているか | |
ターゲットを定めているか | |
一文が長すぎないか(文字数50字以内) | |
主語と述語は近づいているか | |
指示語を使いすぎていないか | |
漢字使用率は2割か | |
文体は統一しているか | |
おなじ文末表現は2回までになっているか | |
ポジティブライティングライティングができているか | |
不快表現は使っていないか | |
見た目をきれいにできているか |
自分で文章をチェックするのは大変!
と思う方には【文章校正アドバイスツール文賢】があります。私も契約中。
記事確認の時間が大幅に短縮されました。おすすめですよ!
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まとめ
読みやすい文章を書くコツについてお伝えしました。文章にはルールがあり、ルールを守って書くことで、読みやすい文章になります。さらに、読者の心情や見た目を意識して書くことで、読んでいる読者のストレスを減らせるようになるでしょう。結局読みやすい文章を書くコツは、読みやすいと思ってくれるかな、という思いやりがベースになっているのです。
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